-失敗から学ぶ組織づくり-
ポイント
・不均衡状態の組織が強い
・組織には自立性・自由性が必要
・偶然や未知などの不確定要素の取り入れ
・高速情報処理が必要
野中郁次郎
1935-
経営学者
優れた企業の成功事例を研究する経営学者による、日本的組織の失敗についての本です。
日本軍の失敗した戦い
・ノモハン事件
・ミッドウェー海戦
・ガダルカナル作戦
・インパール作戦
・レイテ沖海戦
・沖縄戦
失敗の共通点
・作戦や目的が曖昧
・合理的な情報共有システムがない
・コミュニケーション不足
・過去の失敗から学ばない
多くの戦場で同一のパターンによって敗戦していることを指し、敗因は戦力差ではなく、固定化された戦い方にあったという。
成功する組織は、つねに自己革新をしている。複雑系の世界に対応できるよう、自立性、自由性、そして高速に状況を判断する処理能力が必要だという。
1回目 2017/1/18
著者: 野中郁次郎 文庫: 413p 出版: 中央公論新社
ご拝読ありがとうございました。それでは、さようなら。気をつけて:)
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